HP Pavilion dv7-6000 のベンチ結果 i7-2820QMやHDD&SSDを搭載したマシンの性能は?
HPのノートPC「 HP Pavilion dv7-6000 」のレビューの続きです。
(前記事→ 17.3型の dv7-6000(6100)レビュー 外観各部の写真とインターフェースの詳細)
今回の記事では、dv7-6000で行ったベンチマークの結果をいくつか掲載してみました。
この HP Pavilion dv7 シリーズは元々、
個人向けノートPCにおいてはフラッグシップに位置づけられていたモデルです。
昨年の秋冬にENVYブランドが登場して以後、ENVYにその位置を渡すような形になってしまいましたが、
高性能というコンセプトは変わらず、非常にハイパフォーマンスな構成を組む事ができます。
今回のモデルは、提供されている中でも特に上位のパーツで構成されており、
ベンチ結果もその内容を反映するような形となりました。
というわけで以下、HP Pavilion dv7-6000 の構成とベンチマークの結果です。
まず最初は、今回掲載している dv7-6000 の構成内容です。
【HP Pavilion dv7-6000の主な構成】
OS Windows 7 Professional 64bit
プロセッサ Core i7-2820QM(2.3GHz/TB時最大3.40GHz)
チップセット HM65 Express
グラフィックス Radeon HD 6770(1GB)
メモリ 8GB(4GB×2/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大8GB)
ストレージ 160GB SSD、500GB HDD
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ(書込み対応)
ディスプレイ 17.3型HD+(1,600×900)、光沢あり
無線機能 IEEE802.11b/g/n、Bluetooth3.0
バッテリー 6セル(駆動時間:約5.25時間)
サイズ 416×275×31.5~40.5(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約3.07kg
カラー ダークアンバー
上記構成での価格は、約16万円強。
価格だけを見るとそれなりに高価に見えますが、この内容でこの価格は安価です。
ただ、現在160GB SSD + 500GB HDDの2ドライブ構成の選択肢がなくなっており、
掲載モデルと同じ構成を組む事が出来ません。(一時的なものなのかは不明。夏モデルでも現在選択不可)
ちなみにこの dv7-6000、最小構成では¥54,600(税込)~で販売されており、
もしろん上記モデルよりもパフォーマンスは下がりますが、それでもdv7というだけあって性能は良いので、
高性能なノートをできるだけ安価に・・という方にも適しています。
あと今回掲載の dv7-6000 と、夏モデルの dv7-6100 の違いですが、
ストレージのオプションが若干 dv7-6100 の方が良くなった事、
Radeon HD 6770の専用メモリが1GBから2GBに増えた事、フルHD&非光沢液晶の選択肢が追加された事があげられます。
その他の部分に変化は無いため、マイナーアップデートと呼ぶ程でもないと思います。
次に、上記構成の HP Pavilion dv7-6000 のパフォーマンスを見ていきます。
【Win エクスペリエンス・インデックス】
プロセッサ 7.5
メモリ 7.6
グラフィックス 6.9
ゲーム用グラフィックス 6.9
プライマリ ハードディスク 7.7
基本スコアは6.9となります。
さすがに、実際の使用でもかなりパフォーマンスは良く、
特に起動やシャットダウンはあっという間。
体感速度が速いのは、SSDとHDDのハイブリッド構成によるものが大きいと思います。
現在(7月8日)SSDのオプションの選択肢がなくなってしまっているのが残念ですが、
どのような構成でもコストパフォーマンスは抜群に良い製品です。
【CrystalDiskMark】
160GB SSDと500GB HDDを積んでおり、非常に高速。
搭載のSSDはインテル製です。
【CrystalMark 2004R3】
Mark ・・・ 242463
ALU ・・・ 65802
FPU ・・・ 57299
MEM ・・・ 46864
HDD ・・・ 28455
GDI ・・・ 16967
D2D ・・・ 3707
OGL ・・・ 23369
【3DMark06】
3DMark score ・・・ 11815
SM 2.0 Score ・・・ 4008
SM 3.0 Score ・・・ 5220
CPU Score ・・・ 5479
価格以上の内容だと思います。
CPU性能もHDDもグラフィックパフォーマンスも高スコア。
以下、3D系ゲームのベンチマーク結果です。
パフォーマンスに関してのコメントは、最後の方に記載します。
【大航海時代 Online】
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平均 ・・・ 2723~2754
【モンスターハンターフロンティア 絆】
平均 ・・・ 5133~5149
【デビル メイ クライ 4】
平均fps ・・・ 97.89~198.18
RANK ・・・ S
Sランクです。
デスクはともかく、ノートで見たのは久しぶりかもしれません。
【BIOHAZARD】
平均fps ・・・ 78.7
RANK ・・・ A
【FINAL FANTASY XIV】
LOW ・・・ 2538
HIGH ・・・ 1370
HP Pavilion dv7-6000 のベンチマークテストの結果は以上です。
どのベンチも非常に高スコアで、最後のFF11はそれ程高くは無いですが、
ノートPCのスコアだと考えるとやはり高性能。
7月8日現在、掲載モデルのようなSSDの構成は選択できなくなっているのですが、
一応参考という事で掲載してみました。
最小構成であってもそれなりにパフォーマンスは高めなので、
安価に性能の高いノートが欲しいという方にも最適なモデルだと思います。
というわけで、もう少し HP Pavilion dv7-6000(6100)のレビューは続きます。
→ HP Pavilion dv7-6000のレビュー dv7-6100購入の参考にも
→ 17.3型の dv7-6000(6100)レビュー 外観各部の写真とインターフェースの詳細
→ dv7-6000 のベンチ結果 i7-2820QMやHDD&SSDを搭載したマシンの性能は? (現在の記事)
→ HP Pavilion dv7-6000のファンクションキーの機能をBIOSより変更する
→ dv7-6000レビュー 外部GPU有効時と内蔵GPUのみ駆動時(Optimus)の性能差
→ HP Pavilion dv7-6000 と dv7-6100 との違いは?