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IdeaPad Z570 の記事の続きです。
(前→ IdeaPadにおけるZシリーズの位置づけと他シリーズとの違いは

IdeaPad Z570 キーボード

結構長くなって続いてしまいましたが、今回はIdeaPad Z570 の内容と、
このモデルを使ってみた感想などをまとめてみました。

前に述べた事の繰り返しになる部分もありますが、Z570 に興味をお持ちの方や、
製品の使用感だけを簡単に知りたい(前記事を読むのが面倒)という方は目を通してみてください。




まず最初に、掲載している IdeaPad Z570の主な構成です。

【IdeaPad Z570 コーラルブルーモデル (102429J)の主な構成】

OS Windows 7 Home Premium SP1 64bit
プロセッサ Core i5-2410M(2.3GHz/TB時最大2.9GHz)
チップセット HM65 Express
グラフィックス HD グラフィックス3000(チップセット内蔵)
メモリ 4GB(2GB×2/PC3-10600 DDR3 SDRAM/最大8GB)
ストレージ 750GB HDD(5400rpm)
光学ドライブ ブルーレイディスクドライブ
ディスプレイ 15.6型HD(1,366×768)、光沢あり
無線機能 802.11b/g/n、Bluetooth v2.1 + EDR準拠
バッテリー 6セル(駆動時間:約5.7時間)
サイズ 376×250×33.5~35.7(幅×奥行き×高さ/mm)
重量 約2.6kg
Microsoft Office Home & Business 2010 搭載
カラー コーラルブルー

上記の構成で大体10万円~13万円
量販店モデルの為、価格は店舗によってまちまちになります。
ですので購入される方は、複数の店舗を比較して購入されたほうがお得です。

内容に関しては、ブルーレイ搭載や容量の大きいHDDなど、比較的多機能&高性能。

オフィスが標準搭載となっているのですが、これは必要がない方にとっては無駄です。
ですが、カスタマイズが不可なモデルですので、搭載の有無を選択する事は今の時点では出来ません。

ちなみに今回、コーラルブルーモデルを掲載していますが、
他のカラーバリエーションのモデル(スモーキーグレーやメタルレッド)も中身は同じです。


この IdeaPad Z570 のエクスペリエンス・インデックスのスコアはというと・・

【Win エクスペリエンス・インデックス】

Z570のエクスペリエンスインデックス

プロセッサ 6.9
メモリ 5.9
グラフィックス 5.7
ゲーム用グラフィックス 6.2
プライマリ ハードディスク 5.9

基本スコアは5.7。
HDDを搭載していますので、プライマリ ハードディスクは普通な感じのスコアですが、
全体的にパフォーマンスは高めです。

性能面に関しては、特にストレスを感じるような構成のモデルではありません。





以下、Z570の要点のまとめと感想です。



【キーボード】

Z570のキーボード

Thinkpad(Edge やX1を除く)とは異なり、
6段配列のアイソレーション型のキーボードを採用。

筺体のカラーにあわせた配色が採用されているという部分が目をひきます。

キーの打鍵感などは普通だと思いますが、
テンキーと通常キーの間に隙間が設けられていない為、慣れていないとミスが多くなります。

多分、普段余りキーボードの操作性などを気にしないユーザーでも、
この部分は使いにくいと思うのではないかと思うので、多少隙間を空けるなどの工夫が欲しい所です。


【タッチパッド】

Z570のタッチパッド

クリックボタンとパッドが別になった、分離型のタッチパッドを採用。
クリック部はシーソータイプのボタンが搭載されています。

一体型タッチパッドは非常に使い難く(ファイル等をドラッグする場合などに使い難い)
好きではないので、分離型のタッチパッドは良いです。
特にパッド全体とパームレストとの区別がはっきりしているのは○。

といっても操作性は普通位。
クリックボタンがシーソーではなく、左右に分かれていればもっと使いやすかったと思います。



【液晶】

光沢タイプの 15.6 型(1,366×768)液晶を搭載しています。
視野角は狭くはないですが、広くもはありません。(普通)

光沢液晶ですので、場所によっては反射したり、
風景が映りこんだりで使い難い場合もあります。

私はもう少し解像度高めが好みですが、
特に悪いと言う事もなく、良いという事もない液晶です。



【パフォーマンス】

パフォーマンスに関しては上にも記載しましたが、
標準よりも少し上程度の性能を持ち合わせています。

内蔵グラフィックスを使用していますので、グラフィック性能は高くはありませんが、
それ程処理能力を必要としないPCゲームや、画像編集のソフト程度であれば普通に使用可能。

メールやネット、動画を観るなどの日常的な作業であれば、
十分過ぎるパフォーマンスの構成です。



【バッテリー駆動時間】

バッテリーは標準で6セル、駆動時間は公称値では約5.7時間とされています。
実際のバッテリー持続時間は作業内容にもよりますが、大体4~5時間といった所。

携帯するのであれば、まあギリギリ・・といった感じの駆動時間ですが、
このマシンは約2.6kgと軽くはないため、携帯には余り向きません。

ですので、さほどバッテリー駆動時間などは気にしなくて良いのではと思います。



【携帯性】

繰り返しになりますが、このマシンは約2.6kgと軽くはないことと、
筺体のサイズも決してコンパクトではない事などより、携帯には向きません。

実際の用途としても、基本的なネットやメール、動画、DVDの閲覧などが主で、
持ち運んで使用・・とは余り考え難いです。

そのような感じで携帯性は余り良くありませんが、特に問題にはならないと思います。



【静音性・発熱など】

ベンチマーク実行時などは、ややファンの音が大きくなります。
静かだとは言い難いですが、気になる程ではありません。

熱に関しては、ファン付近(キーボード左側)がやや暖かくなる程度です。



【機能】

IdeaPadの基本的なソフトウェア(VeriFace、OneKey Rescue System、OneKey Rescue System他)を含め、
ハード面の機能(ブルーレイやスピーカー)等にも程ほどに凝っています。

Lenovo Enhanced Experience 2.0にも対応しており、
システムの最適化を行う事で起動やシャットダウンの高速化も可能。

機能面は結構充実していると思います。




IdeaPadのまとめは上記のような内容となります。

このモデルは「ここがポイント」という目だった箇所は余りないのですが、
逆に様々な機能を万遍なく搭載しており・・

しかもパフォーマンスが結構高いので、遊びだけでなく仕事用にも使えます。

性能も機能も最上位モデルのYシリーズには及ばないのですが、
性能・機能とコストのバランスを重視するユーザーには都合の良い内容のモデルです。

ただ、今のところ固定仕様のモデルのみとなりますので、ブルーレイやオフィスは要らない、
普通の15.6型のモデルが欲しい・・という方には無駄な部分も多いです。

比較的スペック高めのスタンダードノートですので、
もう少し機能を落としたスタンダードノートが欲しい・・と言う方には、Gシリーズが適しているのではと思います。

あと、Z570は現時点(2011年6月27日)では、量販店のみでの販売となっています。
店舗によって価格が異なるので、購入を検討されている方は最安値等の調査をお勧めします。