★本ページはプロモーションが含まれています★

IdeaPad Z570のレビューの続きです。
(前→ IdeaPad Z570 の機能・特徴は?

IdeaPad Z570

間が空いてしまいましたが、ここで少し IdeaPad シリーズにおける Z570(Zシリーズ)
の位置づけと言うものについて考えてみました。

というのもこのZシリーズ、特に不足していると思われる部分があるわけではないのですが、
内容的に他のシリーズ(IdeaPadの)のような目だった特徴があるわけでもなく、
たまに「このシリーズってよくわからない」という声を耳にする事があります。

というわけで、その辺の立ち位置・・
特に同サイズであるYシリーズとの違いについて、詳しくみてみました。


Z570だけでなく IdeaPadシリーズ全体に興味をお持ちの方は目を通してみてください。





【IdeaPad全体における Zシリーズの立ち位置について】

IdeaPad Z570

ご存知の方もおられるかと思いますが、この Zシリーズは、
IdeaPadのラインアップ中では最も新しいシリーズ(一番最後に登場した)になります。

Zシリーズが登場するまで、IdeaPad にはいわゆるスタンダードにあたるラインアップがなく、
それを埋める製品として Zシリーズが登場しました。

・ネットブックのSシリーズ
・携帯性に優れたCULVノートのUシリーズ

・スタンダードノートのZシリーズ  ←ここ
・ハイパフォーマンスのYシリーズ

Sシリーズはネットブックですので置いておくとして・・

Uシリーズはどちらかというとモバイルに特化しており、
操作性よりも携帯性を重視しているきらいがあります。
ですので、落ち着いて行う長時間の作業には向きません。

飛んでYシリーズは、エンターテインメント機能は勿論、
ゲーミングPCに近いパフォーマンスを持ち合わせたシリーズとなっており、
標準的な構成のマシンが欲しい方にはオーバースペックです。

ですので、Zシリーズのような中間的な内容のマシンは必要なのですが、
中間的な内容のマシンなだけに、他シリーズのような目だった特徴もなく、
Zシリーズが登場した当初は「よくわからないモデル」という声も自分の周りにはありました。

液晶もYシリーズと同じ15.6型ですし、
何より新しいモデルなのに新しい要素が全く見当たらないモデルでしたので、
いつのまにか追加されていたモデル・・的な感じで存在感が余りありません。

なので、Yシリーズのスペックを落としただけのモデルと考える方も少なくなく、
実際に間違いではないと思います。

YシリーズにはJBLスピーカーやドルビーホームシアターといった、
Zシリーズよりも高機能なオーディオ・映像関連の機能が搭載されていますし、
その他にもスライドバーの機能や、スクリーン分割機能等の特殊な機能が複数搭載されています。



IdeaPad Y560 画面を3分割
IdeaPad Y560のスクリーン分割(スプリット・スクリーン)機能

Zシリーズにはそのような特殊な機能はありませんし、
オーディオや映像関連の機能に関してもYシリーズよりは劣ります。

また、仕様では分かりませんが、液晶の質などもYとZでは異なるそうで・・

そのような感じで、ZシリーズはYシリーズ程内容に拘られていないのですが、
その分価格面ではYシリーズよりも若干控え目となっており、
液晶の質とか音質など細かな部分にあまり拘らないユーザーには最適です。

実際、高機能で拘りのあるマシンよりも、
程ほどの内容のマシンを必要としているユーザーの方が多いのではないかと思います。




という感じで結局、Zシリーズは「程ほどの機能・性能でややコスト重視のモデル
という特に捻りのない結論になりました。

ただこのZシリーズ、コスト重視とはいっても今の所は価格面ではさほど安い感じはしませんので、
そこそこの性能や機能でコスト重視のマシンが欲しいという方には、Gシリーズの方がお勧めかもしれません。

Gシリーズは圧倒的に安く、価格の割りに内容は良いです。


ちなみに、日本に限っては今の所 IdeaPad は上記の4シリーズですが、
海外では IdeaPad Vシリーズという、どちらかというとビジネス向けな内容のシリーズが存在します。
(スモールビジネス向けのモデルとある)

この Vシリーズは、海外ではかなり前から存在しているモデルなので、
もう日本には入ってこないのかも?と思っているのですが、
一応日本語ページ(※)もあったりするので、もしかすると先では登場する予定もあるのかもしれません。
※普通に探しても見つかりません

このVシリーズ、今あるモデルはカラーがブラックで、指紋センサーなども搭載されるなど、
シンプルでビジネスモデルらしい外観をもちます。

位置付けとしては、コンシューマーとビジネスの中間的な存在の製品だと思うのですが、
今日本で販売されている Thinkpad Edgeシリーズがそのような位置にありますので、
あえてIdeaPadでそのようなモデルを出す必要はないのかもしれません。




というわけで、ようやく次記事で最後です。
長くなりすぎたので、次の記事は簡単にZ570をまとめます。