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ThinkStation S20 のレビューの続きです。
前回の記事では、ThinkStation S20 の構成やベンチマーク結果等を掲載しました。
(前の記事→ ThinkStation S20でベンチマーク ワークステーションの性能は?

Rescue and Recovery

今回の記事では ThinkStation S20 に標準搭載されているバックアップ&リストアツール
「Rescue and Recovery」を使用し、マシンを初期状態(工場出荷時の状態)に戻す工程などを載せてみました。

といっても、他のマシンの記事でも掲載しているリカバリー工程とさほど変わるものではありません。

ですが一応、今回は英語版のRescue and Recoveryを使用したリカバリー作業という事で、
簡単にですが写真を交えてその流れ手順を掲載しています。


Rescue and Recoveryを起動

デスクトップのスタートメニュー「ThinkVantage」より、Rescue and Recoveryを起動。
もしくは・・



F11

コンピューターの起動時(OSの読みこみが開始される前)に「F11」ボタンを押し、
Rescue and Recovery ワークスペースを起動させます。



Rescue and Recoveryワークスペースが起動

Rescue and Recoveryが起動

英語版の ThinkVantage Rescue and Recovery が起動しました。



ライセンス規約同意のダイアログ

ライセンス規約同意のダイアログ

ソフトを使用する前に、ライセンス規約に同意します。


というわけでRescue and Recoveryのメニューを見ていきます。

Quick Restore

まず一つ目は「Quick Restore」。
予め保存してあるバックアップデータからHDDを復元するメニューです。

今回は、マシン内にバックアップの保存が無い為、
ボタンは押せないようになっています。



Rescue files

そして「Rescue files」。
こちらはHDD上にあるファイルを、USBやネットワークドライブなど別のメディアに保存する為のメニュー。

リカバリー前にバックアップをとっていなかった場合などに利用します。



Full Restore

Full Restore」は、HDDの内容を工場出荷時の状態に戻す為のメニューで、
これを実行すると、製品の購入後にHDD上に作成したファイルや設定などは全て消えてしまいます。

今回はこの「Full Restore」を行いますので、「Full Restore」ボタンを選択。



バックアップファイルの表示

Factory recovery

Factory recovery」が選択されています。
工場出荷時の状態に戻します。



復元の確認ダイアログ

本当に復元を行うのかどうかを尋ねるダイアログ。
ここで「Rescue files」メニューを使用し、HDD内の特定ファイルのバックアップを行う事も可能です。



電源等、注意事項のダイアログ

復元中は電源を落とさないように・・といった内容の注意を促すダイアログ。



Product Recovery

リカバリーの注意など。



Rescue and Recovery

規約に同意し、どんどん進んでいきます。



Rescue and Recovery

Nextボタンを押せば、ようやくリカバリー作業が開始されます。



リカバリー中

リカバリー中。
暫く時間がかかるので放っておきます。

電源が落ちないよう注意してください。(特にノートではないので)



再起動の確認

リカバリー終了後、コンピュータの再起動を行うかどうかの確認。
Yesを選択し、コンピュータを再起動させます。



言語の選択

再起動後、Windowsのセットアップが開始されます。



言語の選択

言語に日本語を選択。
この後は日本語でのセットアップです。



Windowsのセットアップ

Windowsのセットアップ

Windowsのセットアップ。



おめでとうございますのダイアログ

こんな画面ははじめてみました。
この後もウィザードに従い、セットアップを続けていきます。



Windows セットアップの完了

ようやくWindowsのセットアップが完了しました。
この後、コンピュータ側で最終的な設定が行われ・・



デスクトップ画面

デスクトップ画面が表示されます。
作成したファイルや設定は全て消え、工場出荷時の状態に戻っています。



ちなみに、Rescue and Recoveryではないのですが、
この他にもThinkStation S20 には「Lenovo System Toolbox」等のマシンの管理ツールがバンドルされています。

Lenovo System Toolbox

Lenovo System Toolboxの起動

Lenovo System Toolboxの画面

各種ハードウェアの動作テストや診断、セキュリティやシステムの健康状態のモニタリングなど、
マシンを安定して稼動させる為の各種ツールが搭載されています。



各種ツール

システムの健康状態

診断とツール

ハードウェアのテストなども、非常に細かく行えるようになっています。
安定性が求められるワークステーションですので、こういった機能は便利です。



あと、製品のユーザーガイドや保守マニュアルなどのファイルも・・

Online Books

Booksフォルダ内

Booksフォルダ内に保存されています。



ThinkStationユーザーガイド

ThinkStation ユーザーガイド。



ThinkStation ハードウェア導入及び交換ガイド

ThinkStation ハードウェア導入及び交換ガイド。



最後、リカバリーとは余り関係がありませんでしたが、
ThinkStation S20 でのリカバリー工程については以上となります。

基本的に、この作業の内容は他の製品とそう大きく変わるものではありません。
(メーカーによっては D to D 方式でない製品もありますが)


ちなみに、メーカーに貸出機を借りてマシンの検証などを行う場合、
基本的にインストールしたソフトウェアや設定、UIなどは元に戻して返却しなくてはならないのですが、
外見は戻せたとしても、レジストリの値などはプログラムのアンインストールでは戻らないものもあります。
※勿論そこまで戻して・・とはさすがに言われませんが、
そういった情報が残ってしまうのはどうもすっきりしない性分なのです。

手動で消すのは現実的ではありませんし、
レジストリ書き換え中にうっかり操作ミス・・なんて事もありえます。
(まあその場合でも、Rescue and Recoveryでリカバリーをかければ良いだけの話ですが)

というわけで、手っ取り早くシステムを初期状態に戻す方法として、
このリカバリー機能は非常に重宝します。

とは言っても、これはあくまでも自分の場合で、
そうそうリカバリーを行う機会なんてないと思いますが・・

通常はバックアップを定期的にとっておき、
トラブル時などにはバックアップデータから復元を行うのが便利だと思います。