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2010年6月に発表・発売された、コンバーチブル型のノートPC レッツノート CF-C1 の詳細です。

レビューをするほど長時間実機に触れたわけではないのですが、
レッツノートとしては初めてのタブレット型PC、面白いので掲載したいと思います。

CF-C1 タブレットスタイル時

この CF-C1 の主な特徴としては、タッチスクリーン機能を搭載した12.1型WXGA液晶を搭載している事、
コンバーチブル型の構造を採用しているといった部分で、価格的には他シリーズとそう大きく変わりません。

スペックに関しても他シリーズと比較してそう注目するような部分はなく、
プロセッサにはCore i5-520M、標準2GBのメモリに250GB HDD(5400rpm)など、
普通に快適な性能のモデルだと思います。

ただこのCF-C1、ビジネス向けモデルとはいってもかなり限定されたシーンでの利用が想定されたPCで、
他のレッツノートシリーズのように、一般的な個人のビジネスユーザー向けに開発された製品ではないとの事。
(医療従事者や保険外交員等が立ったまま利用できるような工夫がなされている)

もちろん堅牢性やバッテリー駆動時間、重量などに関しては、
これまでの製品と同様の品質を持続しており、製品の特性上多少重く(1470g)はありますが、
モバイルPCとして快適に使用できるノートPCである事は間違いありません。

というわけで以下、この CF-C1 ならではの構造や機能、インターフェースの内容、
パフォーマンス概要などを写真と共に掲載してみました。


CF-C1 正面

レッツノート CF-C1 を正面から。
ディスプレイには12.1型 WXGA(1280×800)液晶を搭載。

タッチ機能を搭載しており、指での操作の他、
付属のデジタイザーペンを使用しての画面操作も可能です。



CF-C1 左側面

CF-C1 の左側面。
左から電源コネクター、排気口、USB2.0×2を搭載。



CF-C1 前面

CF-C1 の前面には、電源ボタンに無線機能のオンオフボタン、ヘッドフォン出力にマイク入力、
メモリーカードスロット、各種機能のインジケーターランプを配置。



CF-C1 右側面

CF-C1 の右側面。
PCカードスロット、ペンホルダー、USB2.0、VGA、排気口、セキュリティロックスロット



CF-C1 キーボード

CF-C1 のキーボードです。
他のモデルと同じキーボードを使用しています。



CF-C1 ディスプレイ

ディスプレイ全体。
非光沢液晶で明るい屋外などでも画面が見やすいです。

ちなみに何度も述べていますが、このモデルはコンバーチブル型のPCですので、
タブレットスタイル時でも各種の操作が行えるよう、液晶ベゼル上に幾つかの機能ボタンが搭載されています。



CF-C1 タブレットの各種機能ボタン

このボタンで輝度の調整や画面の回転など、様々な操作が行えます。
ためしに画面の回転ボタンを押してみると・・



CF-C1 逆ディスプレイ

画面の向きがになりました。
その時の状況にあわせ、画面の表示方向を変えられるので便利です。


さらに、このモデルの大きな特徴として・・

CF-C1 トリプルヒンジ

ディスプレイと本体境にはトリプルヒンジを採用。

トリプルヒンジとは、その名の通り3つのヒンジを使用したもので、
写真のように、CF-C1 では左右に開閉ヒンジ、そして中央には回転ヒンジが設けられています。

ノートPCとしての使用時には開閉ヒンジを、そしてディスプレイ回転時には回転ヒンジを使用することにより、
コンバーチブル型ノートの弱点である、ヒンジの耐久性を高めています。

ちなみにノートPCスタイルでの使用時には、
本体とディスプレイはロックで固定できるようになっています。



CF-C1 タブレットスタイル

CF-C1 をタブレットスタイルにしてみました。
液晶は、静電式マルチタッチパネル、電磁誘導方式ペンセンサーを採用。

指でもペンでも反応がよく、操作にストレスを感じません。

冒頭でも述べたとおり、この製品はどちらかというと一般的な個人のビジネスユーザー向けではなく、
医療従事者や製品の販売担当者など、立ったままカルテを書いたり記録したり・・
といった使い方を想定して開発されたモデルです。

だから他メーカーのコンバーチブル型PCと比べて、
機能面でどこかが大きく異なるというわけではないのですが、
ここがこうであれば・・という不足もみられません。

12.1型のタブレットとしては軽量であるというのも、大きな魅力です。



ちなみにレッツノート CF-C1 独自の機能として・・

CF-C1 透明ボード起動

CF-C1 には透明ボードというユーティリティが搭載されています。
透明ボードとは、その名称そのままの機能で・・



CF-C1 透明ボードに落書き

上記写真のように、画面全体に透明なボードを設置したかのように、
イラストや文字を入力する事が可能です。

勿論、色や線の種類などを細かく指定する事も可能です。

これは「立ったままカルテを書いたり記録したり」といった用途や、プレゼン等にもとても便利な機能で、
入力した内容は表示されている画面と合成し、画像データとして保存する事ができます。



CF-C1 底面

CF-C1 の底面です。
ここにも、他のレッツノートシリーズとは違う、CF-C1 ならではの仕様が採用されています。

レッツノート CF-C1 には2つのバッテリーを搭載する事が出来るようになっており、
バッテリー1つで約5.5時間、2つ使用すれば約11時間のバッテリー駆動が可能になります。

タイトルに「ホットスワップ対応」だと記載しましたが、
CF-C1 では交互にバッテリーを入れ替えて使う事ができるため、
バッテリーの電力が尽きてしまっても電源を切る事なく、バッテリーの追加が行えます。

なお、標準の構成ではバッテリーは一つのみの付属で、
2つ使用するとなると別途購入しなくてはなりません。

確認したところ、現時点では CF-C1 用のバッテリーは 21,000円(税込)と少々高価ですが、
あればより便利にマシンを使う事ができそうです。



ちなみに、2つのバッテリーを搭載していた場合

CF-C1 底面のリリースラッチ

CF-C1 の底面に配置されたリリースラッチをスライドさせると、
交換しなくてはならないバッテリーのLEDが点灯します。

ちなみに掲載しているマシンには、バッテリーは1つしか搭載されていません。



CF-C1 片方のバッテリー

片側のバッテリースロットをあけてみました。



CF-C1 ダブルバッテリー

もう片方のスロットには、バッテリーが入っています。

・・というか、このマシンは電源にも繋いでいないのですが、
パナソニックのスタッフの方、起動させたままバッテリーを外してしまいました。

スタッフの方曰く、その程度で潰れるようでは使い物にならないとの事で、
確かにまあそうですが、自分のマシンではトラブル時以外はあまりしたくない行為ですね。



次に掲載のレッツノート CF-C1 の主な構成とパフォーマンスです。

【Let’snote J9 CF-C1/マイレッツ倶楽部モデル)】

OS: Windows 7 Professional 64bit
プロセッサ:Core i5-520M(2.40GHz、TB時最大2.93GHz)
グラフィックス: HD グラフィックス(内蔵グラフィックス)
メモリ: 2GB(最大6GB)
ストレージ: 250GB HDD(5400rpm)
ディスプレイ: 12.1型ワイドWXGA(1280×800)、タッチ機能付、光沢なし
無線機能: Centrino Advanced-N + WiMAX 6250、Bluetooth
バッテリー: 1パック装着時約5.5時間、2パックで約11時間の駆動
重量: 約1.47kg(バッテリーパック1つ装着時)

パフォーマンスは比較的高性能、ビジネスなどで普通に使う分には十分なスペックです。

12.1型、コンバーチブル型のPCとしては軽量ですし、
WiMAX等も搭載されていて、通常タイプのモバイルPCとしても良い内容だと思います。



上記の構成での CF-C1 のパフォーマンスはというと

CF-C1 エクスペリエンス・インデックス

プロセッサ  6.8
メモリ  5.5
グラフィックス  3.5
ゲーム用グラフィックス  5.0
プライマリ ハードディスク  5.8

スペック相応の数値です。
このモデルはカスタマイズでメモリ増設等は行えますが、その他のパーツのカスタマイズは不可。

製品のコンセプトとして、パフォーマンスの高さはそれ程重要ではなく、
(ある程度の性能を持っているのは基本として)
拡販よりも、特定のユーザーに適した製品を提供するという性質の強いモデルです。

スタッフに話を聞いていても、CF-C1 に関しては、
販売を念頭においた製品解説をされているようには感じ無かったのが印象的でした。


レッツノート CF-C1 に関しては以上となります。



書き忘れましたが、 CF-C1 は標準構成で 213,950円(税込/マイレッツ倶楽部)~。

他のレッツノートシリーズと似たような数字で、保証なども同じように付属しますが、
カラーはシルバーダイヤモンド一色のみなど、幾つかのオプションは用意されていません。

一般ユーザーでこのモデルを購入しようと思う方は少数だと思いますが、
性能・機能・操作感に関しては、他のシリーズ同様の品質を保ったモデルです。

他シリーズと違って量販店でも露出が少ないのですが、
特殊なコンバーチブル構造や透明ボードなど、地味に個性的なモデルですので、
もし目にする事があれば、触れてみてはいかがでしょうか。