これまで長々と掲載してきたレノボ主催の F1ホスピタリティ・プログラムの記事ですが、
今までの記事では起きた出来事を単に綴っていただけでしたので、今回の記事では私がこのプログラムに参加するまで疑問に思っていた事や現場で実際に使用されているレノボ製品についての話にも触れてみたいと思います。

まず、これまで私が疑問に思っていた事についてですが・・

Thinkpadを使用しての作業

前にも述べたとおり、私はF1に関しては無知と言っていいほど知識がなく、
コンピュータとF1のイメージが全く結びつきませんでした。

例えば工事現場や、NASAの宇宙ステーションなどでThinkpadが利用される事に関しては、
理由がよく分かるのですが、F1を全く理解していなかった私には現場でのマシンの使用用途が全く浮かばず、
なぜ高性能で堅牢性の高いマシンが必要になるのかがわかりませんでした。

言ってみると、それなりにパフォーマンスが良ければThinkpadでなくても同じではないのか?
などという考えもありました。

特に下調べもしなかったので、本当に何もわからず出かけていったと言うわけです。


・・と、一旦ここで少し話が逸れますが、
今回のF1ホスピタリティ・プログラムの参加者で、F1の詳細な知識をお持ちの方に聞いた話によると、
レースのスピードの差はマシン(F1カー)の性能差によるものが非常に大きいとの事。

マクラーレン

自分は今まで、レースの速い遅いはドライバーの技術的な問題なのだと思い込んでいたのですが、
決してそれだけではないのだとおっしゃられていました。

それに加えて10日の日曜日、テレビで流れていたF1の中継に思わず見入ってしまった時に、
直線的な場所ではマシンの性能差が出てしまうといった話がでており、
プログラムの参加者の一人がおっしゃられていた通り、同じレースに出場していても、
スタートラインが皆同じなわけではないのだと納得。

F1は100分の1秒、或いは1000分の1秒を争う世界であり、
その中で最高の結果を出す為には、最高の製品を使って最高の環境で作業する必要があるそうです。




ここで最初の、なぜThinkpadのようなマシン(PC)が必要なのか・・に話を戻します。

現場では、マシン(F1カー)の走行中の詳細なデータをコンピュータから得て、
イギリスのデータセンターに送信、そのデータを元にして新たなパーツを次から次へと作り出すなど、
マシンには常に改良が加えられているのだとか。

ピット内での作業

ルイス・ハミルトンとジェンソン・バトン

現場で使用されているレノボ製品
【現場で使用されているレノボ製品】

ThinkPadThinkStation では、それらの情報処理や計算分野をサポートする他、
ピット内で走行の分析を行うなどの作業に利用します。

また、ドライバーがテスト走行から戻ってきた際、
マシン(F1カー)に乗ったままThinkPadを参照するなど、
あらゆる場面でこれらの製品が利用されている事が想像されます。

そのように様々な使われ方をするコンピュータですから、堅牢性や耐久性が求められるのは当然の事で、
効率の良いデータの処理や計算には、高いパフォーマンスを持つマシンが必要になります。

自分は今まで、F1はもっとスポーツ的なものかと思っていたのですが、
今回初めて、非常にハイテクな分野の競技なのだと認識しました。




ちなみに、今回のF1ホスピタリティ・プログラムでの一日目の懇親会の会場には、
実際に現場で使用されているモデルと同じ機種、構成のマシンが展示されていたのですが、
これらは何も特別な構成のものではなく、私達が実際に購入する事のできるマシンです。

一通り製品の解説をすると・・

Thinkpad X201 Tablet や T410s

上の写真はThinkpad X201 Tablet や T410、T410s

一番右側に見えるのは Thinkpad X201 Tablet で、 X201 シリーズのタブレット版の製品となります。
今回、ピット内でよく見かけたのはこれの一世代前のモデルに当たる X200 Tabletでした。

そしてThinkpad T410 は、14.1型のTシリーズ最新製品。
T410s は、T410 を軽量化したモデルで、同じサイズでありながら標準構成約1.79kgの軽さを実現しています。

各モデルの詳細については以下をご参照下さい。
X201 tabletの実機レビュー
Thinkpad T410sの実機レビュー
Thinkpad T410の実機レビュー


その他、会場に展示されてはいませんでしたが、
Thinkpad で最上位に位置するモバイルワークステーション W510 等も利用されているそうです。

その場にいないと作業が行えないスパコンなどと異なり、W510 では移動しての作業が可能な事、
またワークステーションに劣らない内容の構成を持つ事より、作業効率の大幅な向上を実現する事ができます。

W510についてはこちら。
Thinkpad W510の実機レビュー



ThinkCentre A70z All-in-one PC

こちらはThinkCentre Aシリーズの一体型PC「 ThinkCentre A70z All-in-one PC 」。

19型ワイドの省電力性、省スペース性に優れた液晶一体型のマシンです。
この製品はウェブでは、現在の所は購入不可となっています。



ThinkStation S20

そしてこちらの製品は、ワークステーションの ThinkStation S20
非常にハイスペックで拡張性に優れており、比較的細かな構成の指定が可能なシリーズです。

内容的に最小構成価格でもやや高めですが、高パフォーマンスです。




このように、上記の製品が実際に使用されているとの事ですが、
現場では、やはりモバイルPCが一番目に触れる機会が多く、特にその利用のされ方が印象的でした。

ピット内での作業3

タブレットPC(X200 Tablet)をタブレットスタイルにして、モニタのように並べる・・
状況に応じてモニタとして、またノートPCへの切替も可能で、携帯も容易です。


冒頭でも述べましたが、現場で利用されているマシンと同等の製品を持つ事ができるというのは、
ユーザーとしては嬉しい事だと感じます。

チームが使用しているものと同じだからというミーハー的な考えではなく、
F1の現場でも使用できるクオリティを持った製品だという部分でです。
(今回目にした製品の活躍は、ほんの一部分であるとは思いますが)

堅牢性やパフォーマンス、デザイン(形状やカラー)など、
PCはF1のマシンと重なる部分も多く、
そういった意味でピット内部の作業見学はとても面白かったです。

レノボが単なるF1のスポンサーとして名を連ねているだけではなく、
非常に重要な部分を支えているのだという事を理解する事ができた今回のプログラム、
ここまで読んでくださった方には、私が食べて飲んで観戦して・・と遊んでばかりいたわけではなかった
という事を多少はお分かりいただけたのではないかと思います。


あと上の話と直接は関係ないのですが、
コンピュータに疎い人にレノボ製品の説明をする際、堅牢性云々をくどくどと説明するよりも、
「F1のチームで利用されているPC」をアピールする方が、分かりやすいかもしれないと思いました。
(よく、どんな製品?ときかれるのです)

F1には全く興味のなかった私でしたが、今回のプログラムでF1のテクニカルな一面を知り、
ちょっと格好いいなあと思うようになったというのは、自分でも意外です。


※記事内の掲載写真の一部はレノボ・ジャパンより特別に提供されたものであり、転載厳禁です。