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2010年9月30日に発表・販売開始されたHPの冬モデルの一つ、
HP Mini 210-2000 冬モデルの詳細です。

このHP Mini シリーズは、HPの個人向けノートラインアップの中ではネットブックにあたるモデル。

10.1型のディスプレイを搭載した、軽量・安価なノートブックで、
過去、デザイナーズモデルなどもこのシリーズで何度かリリースされています。
(現在販売してデザイナーズモデルは、蝶の模様が美しいHP Mini 210 Vivienne Tam Edition)

HP Mini 210-2000

今回の HP Mini 210-2000 の特徴は、プロセッサにAtom N550(1.5GHz)を採用している事、
ディスプレイの解像度が、画面サイズはそのままに1,024×600→1,366×768と高解像度になった事、
そして6セルバッテリが標準となり、バッテリー駆動時間も約10時間に延長された事などがあげられます。

というわけで今回は、 HP Mini 210-2000 のインターフェースの内容と、
Atom N550 を搭載したネットブックの実際のパフォーマンスがどの程度のものなのかについて、
触れてみたいと思います。


HP Mini 210-2000のトップパネル

HP Mini 210-2000のトップパネル。
照明の関係で色が少しわかり難いのですが、Charcoal(チャコール)というデザインを採用しています。



HP Mini 210-2000 左側面

HP Mini 210-2000 の左側面。
左側から、電源コネクタ、VGA、排気口、USB2.0、マイク入力・ヘッドフォン出力のコンボ



HP Mini 210-2000 前面

HP Mini 210-2000 の前面。
特に何もありませんが、下部にスピーカーが内蔵されています。



HP Mini 210-2000 右側面

HP Mini 210-2000 の右側面。
4in1メディアスロット、電源ボタン、USB2.0が2基、セキュリティロックケーブルのスロット、LAN



HP Mini 210-2000 背面

背面には何もありません。



HP Mini 210-2000 キーボード

HP Mini 210-2000 のキーボード。
アイソレーション型のキーボードを採用しています。

なお、キーボードにはUVコーティングが施されており、
屋外での利用が多い場合にも日焼けを防いでくれるとの事。



HP Mini 210-2000 キーボード左半分

キーボード左半分を拡大。

上部のFキーにおいては、他のHPの個人向けノートと同じく、
ボタンを押すだけで輝度の調整や無線のオンオフなどの機能を使用することが可能です。



HP Mini 210-2000 キーボード右半分

キーボード右半分を拡大。
PgUpやHome等のキーがありません。



HP Mini 210-2000 タッチパッド

HP Mini 210-2000 のタッチパッド。

何度も書いていますが、クリックボタンとパッドが一体になったタッチパッドは非常に使い難い為、
頻繁に携帯するようなモデルには分離型のタッチパッドを搭載して欲しいです。



HP Mini 210-2000

HP Mini 210-2000の全体像。
冒頭でも述べましたが、10.1型ワイド(1,366×768/光沢あり)液晶を搭載しています。

液晶の上部ベゼルの中央付近には、約30万画素のウェブカメラとマイクを内蔵しています。



HP Mini 210-2000 底面

HP Mini 210-2000 の底面。
背面側に6セルのバッテリーが見えます。

ちなみに、標準バッテリーが従来の3セルから6セルになった事により、
重量が約1.38kgと、従来のモデルの約1.18kgよりも重くなりました。

ですが、3セルバッテリだと駆動時間が約4.25時間とモバイルPCとしては少々心もとなくもあり、
どちらにしろ6セルに拡張するのだと考えると、結局同じかと思われます。




次にパフォーマンス面です。
まず、HP Mini 210-2000 の主な構成を確認してみます。

【HP Mini 210-2000の主な構成】

OS: Windows 7 Starter
プロセッサ: Atom N550(1.50GHz/L2 2×512KBMB)
チップセット: NM10 Express
グラフィックス: GMA 3150(プロセッサに内蔵)
メモリ: 1GB(PC3-10600 DDR3 SDRAM)/最大2GB/スロット数1)
ストレージ: 250GB(7200rpm)
ディスプレイ: 10.1型ワイド(1,366×768)、光沢あり
無線機能: IEEE802.11b/g/n、Bluetooth
光学ドライブ: なし

価格: ¥49,980(税込)

現在、ウェブでは固定仕様のスタンダードモデルのみが販売されています。
価格は約5万と普通。


次に、HP Mini 210-2000 のエクスペリエンスインデックスのスコアです。

HP Mini 210-2000 エクスペリエンスインデックス

プロセッサ  3.1
メモリ  4.5
グラフィックス  2.9
ゲーム用グラフィックス  3
プライマリ ハードディスク  5.9

やはりネットブックですので、全体的にパフォーマンスは高くありません。
ただ、これだけではわかり難いので、他モデルと比較してみます。


Win Exインデックス HP Mini210-1000 冬モデル HP Mini 110 冬モデル canna
プロセッサ 3.1 2.4
メモリ 4.5 4.5
グラフィックス 2.9 2
ゲーム用グラフィックス 3 3
プライマリ ハードディスク 5.9 5.8

比較に用いたのは、昨年のHP Mini 110 冬モデル canna(デザイナーズモデル)。
花柄の美しいネットブックです。

このHP Mini 110 冬モデル cannaの構成は以下のような感じになります。

【HP Mini 110 冬モデル cannaの主な構成】

プロセッサ: Atom N280(1.66GHz/L2 512KBMB)
グラフィックス: GMA 950 (チップセットに内蔵)
メモリ: 1GB(PC2-5300 DDR2 SDRAM)/最大2GB/スロット数1)

Atom のN280というとかなり前のような感じのするプロセッサですが、cannaは昨年(2009年)の冬モデルです。

この HP Mini 110 canna と今期のモデル HP Mini 210-2000 を比べると、
やはり性能の違いは歴然としています。

まずプロセッサは確実に性能差が見えますし、
グラフィックスの性能にも大きな差があります。

HP Mini 210-2000 もそれ程高性能だというわけではありませんが、
確実に以前のネットブックよりも性能は向上しており、動作も早くなっています。
負荷の高い作業などは重くなるのではないかと思われますが、一般的な作業には十分な性能です。

ちなみに自分自身に関して言うと、ネットブックは今の時点ではまだ欲しいとは思えないのですが、
先ではさらに性能を向上させた製品が出るでしょう。

その時点で現在の価格を保ったままであれば、
完全に携帯用として購入するのも悪くないなと思ったりしています。


勿論、現在の製品が良くないという事ではなく、
以前のネットブックに比べると、かなり質は向上していると思います。

私自身は、買うのなら仕事にもしっかり使えるモデル・・だと思っているので、上のような評価となりますが、、
一般的な作業用(ネットやメール、動画コンテンツの閲覧など)のモバイルPCを探している・・と言う方には、
それなりに満足できる内容のモデルだと思います。