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以前、ThinkPad X201ThinkPad X201tabletといった、X201シリーズのレビューを掲載しましたが、
今回はThinkpad X201s というシリーズのまとめとレビューです。

このThinkpad X201s は、簡単に書くとコンパクトで軽量な携帯に適したシリーズとして提供されている、
Thinkpad X201 を更に軽量化したモデル。

Thinkpad X201s

X201sは軽さだけでなく、バッテリー駆動時間等にも配慮されており、
表向きはX201と非常に似た姿形をしていながら、よりモバイルに適したモデルに仕上がっているのが特徴です。

今回は、その Thinkpad X201s の特徴や性能等について、簡単にレビューしてみたいと思います。
(いつも簡単にといいながら結構長いですが)

X201s の内容だけではなく、関連性のある他モデルとの性能や外観等の比較も掲載しますので、
興味のある方は見てみて下さい。


X201s ロゴ

ディスプレイの右下に刻印された、X201sのロゴ。

ちなみに、同じくモデル名に「s」がついた、Thinkpad T410sというマシンがTシリーズにありますが、
そのT410sには「T410si」というCore i3を搭載したモデルがラインアップされています。
(語尾にiの付くモデルはCore i3搭載)

しかし今回のX201sには、現在の所Core i3搭載のモデルは出ておらず、Core i7のみとなっています。



X201s 1.2キロから

なんとThinkpad 最軽量シリーズ!! 約1.2キロから、とあります。

Xシリーズには、12.1型のX201よりも一回り小さい11.6型のX100eがありますが、
このX100eは標準構成で約1.4kgと、通常のX201とそれ程重量が変わりません。

という事で、X201s はThinkpadでは最も軽いシリーズとなります。



X201s 左側面

X201sの左側面
電源、排気口、USB2.0、VGA、LAN、PoweredUSB、無線LANのオンオフ、その上にExpressCardスロット。


なお、X201の左側面は・・・

X201の左側面

写真のような感じで、X201sと変わりません。



X201s 右側面

X201sの右側面
USB2.0、ヘッドフォン出力、マイク入力、FAXモデム、セキュリティ・キーホール。


X201の右側面は・・

X201の左側面

やはりX201sと変わりません。
なお、モデムとセキュリティ・キーホールの間には、HDDベイが配置されています。



X201s 前面

X201sの前面右側には、開閉ラッチと5in1メディアカード・リーダー。



X201s 背面

背面にはバッテリー以外は何もありません。



X201s キーボード

X201sのキーボード全体

このモデルにはタッチパッドは搭載されていませんが、
カスタマイズによりウルトラナビ(タッチパッド+トラックポイント)を選択する事が可能です。


ちなみに、各X201シリーズのキーボードは・・・

X201のキーボード

上はThinkpad X201のキーボード。
X201sに使用されているものと全く同じタイプのキーボードです。

X201にもウルトラナビを搭載する事ができます。



X201tabletのキーボード

こちらはThinkpad X201tabletのキーボード。
X201tabletも、X201やX201sと同じキーボードを使用しています。

写真は X201tablet のウルトラナビ搭載モデルです。

なお、写真を見ればわかるように、X201tabletは指紋センサーがパームレスト側になく、
液晶ベゼルの方に色々とボタンが付いています。


この各種ボタンはX201tablet特有のもので

X201tablet 回転1

このように



X201tablet 回転2

回転する事によって



X201tablet タブレットスタイルに

タブレットスタイルで使用する事も可能なモデルですので、
キーボードを閉じても各種機能を使用することができるように、
各ボタンや指紋センサーなどが液晶ベゼル側に配置されています。




X201tabletの方に話が逸れましたが、次は ThinkPad X201s の性能に触れてみたいと思います。
その前にまず、X201sの主な構成を記載します。

【ThinkPad X201sの主な構成】

プロセッサ: Core i7-620LM(2GHz、TB時最大2.80GHz/L3 4MB)
チップセット: QM57 Express
グラフィックス: HD グラフィックス
メモリ: 2GB(2GB×1/最大4GB/スロット数2)
ディスプレイ: 12.1型WXGA+(1440×x900)、光沢なし
無線機能: Advanced-N + WiMAX 6250
バッテリー: 不明
サイズ: 295 × 210 × 20.7~35.3(mm)
重量: 約1.23kg~(6セルバッテリー搭載時)

※メモリ容量に関しては、正確ではないかもしれません。


上記の構成で、エクスペリエンスインデックスのスコアは・・・

X201s エクスペリエンスインデックス

プロセッサ  6.2
メモリ  5.5
グラフィックス  3.2
ゲーム用グラフィックス  4.7
プライマリ ハードディスク  5.7

ThinkPad X201sの基本スコアは、グラフィックスの3.2

X201sは、Core iシリーズの中でも特に性能の高いCore i7を搭載していますが、
Core i7-620LMは超低電圧版プロセッサですので、
自分が思っていたほどパフォーマンスが良いというわけではなさそうです。

※上記のスコアは十分に高性能です。更に高いパフォーマンスを私が勝手に期待していた


では以下、他のX201シリーズとのスコア比較を掲載してみます。

Win Exインデックス ThinkPad X201s ThinkPad X201 ThinkPad X201tablet
プロセッサ 6.2 6.6 6.2
メモリ 5.5 5.5 5.5
グラフィックス 3.2 4 3.2
ゲーム用グラフィックス 4.7 4.9 4.8
プライマリ ハードディスク 5.7 5.6 5.7

今回比較に用いたのは、上にも何枚か写真を掲載したThinkPad X201ThinkPad X201tablet
どちらもCore iプロセッサを搭載した12.1型のコンパクトなモデルです。


これらX201X201tabletの構成は以下のようになります。

【ThinkPad X201の主な構成】

プロセッサ: Core i5-540M(2.53GHz、TB時最大3.06GHz/L3 3MB)
チップセット: QM57 Express
グラフィックス: HD グラフィックス
メモリ: 2GB

【ThinkPad X201 tabletの主な構成】

プロセッサ:  Core i7-640LM(2.13GHz、TB時最大2.93GHz/L3 4MB)
チップセット: QM57 Express
グラフィックス: HD グラフィックス
メモリ: 2GB

今回掲載しているX201sと、X201X201tabletは、主要なパーツに関しては、
プロセッサ以外は殆ど同じもので構成されています。

という事は、上記のスコア差はプロセッサの性能差とみても、相違はないと思います。

なお、エクスペリエンスインデックスを見ると、Core i7の X201s X201tablet は、
Core i5の X201 と比較するとプロセッサのスコアとグラフィックスのスコアに多少差が見られます。
(Core i5の X201 の方がスコアが高い)

これは X201s と X201tablet には超低電圧版のCore i7が搭載されているからです。

X201s  Core i7-620LM(2GHz、TB時最大2.80GHz/L3 4MB) 低電圧
X201  Core i5-540M(2.53GHz、TB時最大3.06GHz/L3 3MB) 標準電圧
X201tablet  Core i7-640LM(2.13GHz、TB時最大2.93GHz/L3 4MB) 低電圧

電圧が低いと消費電力は小さいので、バッテリー駆動時間は長くなりますが、
やはり標準電圧のプロセッサーと比較すると、パフォーマンスは多少落ちます。

ただ、落ちるといってもどのモデルもプロセッサのスコアは6以上ですので、
今回のX201sを含め、X201シリーズはほぼ標準に近い構成でも、かなりパフォーマンスが高いという事がわかります。

それに加えてX201sは軽いという事ですから、数百グラムの重さに拘る方には貴重なモデルだと思います。




以下、X201sのデバイスマネージャの画面です。

X201s デバイスマネージャの画面1

X201s デバイスマネージャの画面2

X201s デバイスマネージャの画面3


ちなみに、たった数百グラム・・と思われる方もいるかもしれませんが、
数百グラムの多い少ないは、携帯してはっきりと重さの違いを実感する事のできる重さです。

標準1.4キロのXシリーズに、拡張バッテリーを装着すると1.6~1.7キロ程の重さになるのですが、
正直、1.4キロと1.6~1.7キロでは全然重さが違います。

普段、拡張バッテリーを装着したノートを持ち歩いていますが、
たまに通常の1.4キロの X をカバンにいれて持ち歩くとかなり軽く感じます。

この程度で重い軽いといっている背景には、
自分が運動不足で筋力が落ちているから・・という情けない理由も関係あるかもですが、

とにかく、普段1.6キロのマシンを携帯していて、
たまに標準バッテリーを搭載した1.4キロの X を持つと軽いと感じるという事は、
1.2キロのX201sならば、さらに軽く感じるにちがいありません。


というわけで、Thinkpad X201sについては以上となります。

なお、現在 X201s ではCore i7搭載モデルしか用意されていない為、
最小構成のモデルでもそれなりの価格になりますが、
週末の特別限定クーポンなどを利用して購入すればかなりお得に購入できると思います。
(その時点でのクーポン内容にもよります)

【例えば】

ダイレクト価格:¥294,840 → キャンペーン価格:¥149,940の X201s 最小構成モデル
もしも20%オフの週末限定クーポンが出て、それを利用したとしたら¥119,952になる

というわけで毎回記載していますが、購入を検討の方はクーポンのチェックを忘れないようにしてください。