先日、米Yahoo!がマイクロソフトの検索エンジン Bing のサイト検索技術を、
2010年8月より採用するという記事を掲載しましたが、
(→ 米Yahoo!が 2010年8月よりサイト検索のアルゴリズムをMSの Bing に)
それを受けて、Yahoo! JAPAN がGoogleの検索技術を採用するといった事が決定されたようです。


現在、Yahoo! JAPAN は米Yahoo!の検索アルゴリズム(YST)を検索エンジンに採用していますが、
上記の記事のように、米Yahoo!が Bing の検索技術を採用するという決定を受けて、
Yahoo! JAPAN Bing の検索技術を採用するのではないかと予想されていました。

しかし、2010年7月27日に発表されたYahoo! JAPANのプレリリースによると、
検索サービスにおいて使用している「検索エンジン」と「検索連動型広告配信システム」を、
グーグルのエンジンおよびシステムに切り替えるなどといった事が述べられており・・

この決定を聞いた時には耳を疑いましたが、
数年前までYahoo! JAPANはGoogleの検索技術を利用していましたから、
特に変わった事ではないのかもしれません。

プレリリースには、契約の対象は上記の2点(検索エンジン、検索連動型広告配信システムの提供)に限定、
また検索サービスや検索連動型広告の運営自体はYahoo! JAPANのものとして維持、
これまでどおり、Yahoo! JAPANとグーグルが競合関係にある事は変わりないという事等が記載されています。


Yahoo! JAPAN 検索エンジン提供元変更による影響範囲

上記の図のように、Yahoo! JAPANがグーグルの検索技術を採用後に影響を受けるのは、
ウェブ検索結果の表示部分検索連動型広告の表示部分のみ。

またYahoo! JAPANではYSTやYSMと同様に、
独自の調整によってGoogleの検索サービスをカスタマイズするとあり、
完全にGoogleのウェブ検索と同じような結果になってしまうという事ではないようです。

しかしこうやってみると、Yahoo! JAPANの検索では、
純粋なウェブ検索結果の表示がいかに少ないか、という事が良くわかります


なお、検索技術の採用の日程については現時点では未定だそうで、
移行のタイミングに関してはなるべく早く現在詳細を検討中との事。

また契約期間に関しては当初は2年契約、その後Yahoo! JAPANが断らなければ自動的に2年延長、
巨大連合になってしまう点についても、事前に日本の公正取引委員会に問題なき旨を確認済みとあります。


上に記載した通り、検索結果はYahoo! JAPANが独自に調整し、カスタマイズしたものを提供との事ですが、
現在の検索アルゴリズムとは大きく変わってしまうわけですから、
検索結果を気にかけている多くのサイト運営者にとっては、非常に動向が気になる事だと思います。

もちろん私自身も気にはなりますが、基本的にGoogleの検索エンジンは稀におかしな動きはあるものの、
他の検索エンジンと比較するとまともな検索結果が出る確率が高いと考えているので、
今回の提携は良い動きなのではないかと思います。

→ Yahoo! JAPANの検索サービスにおけるグーグルの検索エンジンと検索連動型広告配信….