W510のスペック モバイルワークステーションの構成は? 【レビュー】
Thinkpad W510の各部インターフェースの解説に引き続いて、次はマシンのスペック情報です。
これまでのThinkpad製品のレビュー記事では、かなり似た構成のものが多かったので、
正直、記事を作成する面白みにかける部分が少なからずあったのですが、このW510はこれまでのものとは勝手が違います。
といっても、基本的なアーキテクチャは同じですので、
目を見張る程の違いがあるというわけではないのですが、今までのものよりは明らかにハイスペックです。
というわけで、掲載しているW510のスペックの内容について触れてみたいと思います。
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毎回のようにかなりしつこいですが、掲載しているThinkPad W510の型番は431946J。
定価は298,200円(税込)、W510の中では中か、中の下程度の構成を持つモデルです。
ちなみにこの298,200円という価格は、実際の価格ではありません。
実際はキャンペーン価格が適用されるので、多分20万強前後になるのではないかと思います。
では以下、スペックの内容です。
【OS】
OSはWindows 7 Professional 32bit版を搭載。
下にも記載していますが、W510は最大で16GBまでのメモリを搭載する事が可能です。
メモリを沢山搭載するという方は、64bit版のOSを選択されると良いでしょう。
【チップセット/プロセッサ】
チップセットにはQM57。
プロセッサには、Core i7-720QMを搭載しています。
動作周波数は1.60GHz、3次キャッシュが6MB。
ちなみに公開されている仕様表には2次キャッシュが6MBだと記載されていて、
一瞬えっ?と思ったのですが、それは3次キャッシュの間違いです。
W510では現在、Core i7-720QM の他に Core i7-820QM(1.73GHz/L3 8MB)、
Core i7-920XM EE(2.00GHz/L3 8MB)等のプロセッサを選択することが可能です。
※EEはエクストリーム・エディション
【メモリ】
掲載のW510には、4GB(2GB×2)のDDR3メモリを搭載。
スロット数は4つで、最大で16GBメモリまで搭載する事が可能です。
前回のレビュー記事にも書きましたが、メモリスロットは底面に2つ、キーボード下に2つ配置されています。
ちなみに現在台数限定で、購入時のメモリグレードアップが大幅に割引となるキャンペーンが行われています。
例えば・・
8GBで 通常プラス料金¥76,650が → ¥36,750 (39,900円OFF)
16GBで 通常プラス料金¥160,650が → ¥76,650 (84,000円OFF)
のような感じで、かなり大幅な割引価格となっています。
大容量メモリを検討されている方には、タイミングさえ合えばかなりお得なキャンペーンです。
メモリスロット1に搭載のメモリ情報。
メモリスロット2には何もなし。
メモリスロット3に搭載のメモリ情報。
メモリスロット4には何もなし。
【グラフィックス】
グラフィックスには、NVIDIA QuadroFX 880Mを搭載。(VRAM:最大1GB)
これまでに掲載したThinkpad製品は、グラフィックスに内蔵チップセットを使用している事が多かったので、
マシンのパフォーマンスはそこそこ高くても、グラフィック性能がどうしても低くなってしまいがちでした。
しかし今回のW510では、さすがに外付けのグラフィックスカードを使用しているだけあり、
グラフィック性能はかなり高いです。(ベンチマーク結果については、後の記事に掲載します)
【ストレージ】
ストレージには、7200rpmの500GB HDDを搭載。
その他、5400rpmの250GB、320GBハードディスク、7200rpmの250GB、320GB、そして128GBのSSDなども選択可能です。
【ディスプレイ】
掲載のW510には、LEDバックライト搭載 15.6HD+(1600×900)のアンチグレア液晶を搭載しています。
ちなみに、少し前の記事にも書きましたが、つい先日W510のディスプレイオプションに、
フルHD(1920×1080)と、マルチタッチスクリーン搭載のディスプレイが追加となりました。
HD+(1600×900)でも十分に高解像度ですが、
フルHDではより解像度の高い画面で様々な作業を行う事ができます。
またマルチタッチ機能が搭載された事で、より快適な操作が可能になるでしょう。
私的には、マルチタッチ機能搭載液晶のオプションは、
他のモデルにも採用されれば良いのにと思っているのですが、その位タッチ機能の操作は便利です。
W510は特にメディアコンテンツ等の制作に最適なモデルですので、
繊細な操作の多い作業において、マルチタッチ機能はかなり活用度が高いのではないかと思われます。
【ワイヤレス機能/オプティカルドライブ/バッテリーなど】
ワイヤレス機能としては、WiMax/WiFi Link 6250AGN(2×2)、Bluetooth。
オプティカルドライブには、DVDスーパーマルチドライブが搭載されています。
そしてバッテリーには6セルのリチウムイオンバッテリーを搭載。
オプションで9セルのバッテリーを選択することも可能です。
ちなみに、6セルのバッテリー搭載時のバッテリー駆動時間は約3時間。
この重量(約2.67Kg)のモデルを携帯するのかは謎ですが、
6セルのバッテリーだけで作業を行うには少々心許無い駆動時間です。
以下、W510のデバイスマネージャの内容です。
Thinkpad W510の主なスペックについては、以上となります。
デスクトップのワークステーションなどに比べると、
性能が他よりも抜きん出て良いというわけでもないと思いますが、それでも操作する側にしてみると、
このような高性能パソコンは触るのが非常に楽しいです。
というわけで、次回はW510で行った各種ベンチマークテストの結果を掲載したいと思います。
各ベンチの結果は、外付けのグラフィックカードを搭載しているだけの事はあるなという感じのスコアです。
興味がありましたら、次のW510の記事もご覧下さい。
※現在W510では、購入時に使用できるクーポンが公開されています。
各種クーポンの使用期限は一応20日まで(今日ですね)。
その後も引き続きクーポンが出るかもしれませんので、購入をご検討の方は、チェックを忘れないようにしてください。
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