Thinkpad Edge 13”のベンチマークテスト記事の続きです。

ベンチマークに用いたEdge 13”のスペックやエクスペリエンス・インデックスのデータは、
前ページ(Thinkpad Edge 13”のベンチマーク結果はこんな感じに その1)に載せていますので、
興味のある方はそちらをご覧下さい。

Edge 13”の情報

それでは前回に引き続き、Edge 13”で行った3Dゲーム系のベンチマークテストの結果を中心に掲載していきます。
比較するデータのあるものについては、その比較データも載せます。




【CrystalMark 2004R3】

3Dゲーム系・・・と書いているにも関わらず、いきなりはじめから3Dゲーム系のベンチマークではないのですが、
Edge 13”で行ったCrystalMark 2004R3のベンチマーク結果です。

Edge 13”でCrystalMark 2004R3

CrystalMark 2004R3 ThinkPad Edge 13” Ideapad u350 Ideapad s10-2
Mark 53932 51251 28415
ALU 11945 13886 5415
FPU 11997 12866 4629
MEM 8928 9966 4307
HDD 8227 7497 8345
GDI 4655 4743 2104
D2D 1792 1066 2925
OGL 6388 1227 690

Edge 13”との比較に持ってきたのは、IdeaPad U350IdeaPad S10-2
どちらのIdeapadも昨年に発売されたモデルで、S10-2がネットブックであるのに対し、
U350はそれよりも少し上の商品、CULV搭載の薄型ノート。

CULVを採用したノートは、価格は通常の一般的なサイズのノートよりも抑えられているのに対し、
低価格帯の製品でありながらネットブックなどに比べると性能が高いのが特徴。
通常のノートを買うほどではない、しかし今までのAtom搭載ネットブックには満足していない・・
というようなユーザー向けの製品です。

多分、U350は位置的にThinkpad Edge 13”とかなり被る部分があるのではないかと思います。
もちろん、内容や機能、コンセプトは異なるでしょうけど。


で、数値についてですが、Ideapad s10-2に関しては比較するまでもないと思います。

一部、s10-2がEdge 13”の数値を僅かに上回っているもの(D2D:2Dグラフィックス性能)もありますが、
その他は全てのベンチマークにおいてEdge 13”の方が高性能だという結果が出ています。

一方でIdeapad u350においては上にも書いたとおり、
どのベンチマークの数値もかなり似たような感じのものとなっているのがわかります。

一番下のOGL(3Dグラフィックス性能)のみ、Edge 13”の方が明らかに上回る形となってはいますが、
その他の数値に関してはどれも似たり寄ったりのベンチマーク結果です。


じゃあどっちの製品を購入しても同じでしょうか?

なんて思われる方もいるかもしれませんが、それは違うと私は考えます。
ここではページの主旨からずれてしまうので細かく述べませんが、
もしもどちらかを購入しなくてはならないとしたら、私はEdge 13”の方を購入すると思います。



【3DMark06】

Edge 13” 3DMark06のベンチマーク結果

Futuremarkが公開するベンチマークプログラム「3DMark06」。
主に3Dグラフィックス性能を測る為のベンチマークです。ここでは主要な数値のみを掲載しました。

ちなみに、同社が公開している有名なベンチマークプログラムに「PCMark05」というものがあるのですが、
そちらのプログラムでは主にPCの基本性能を測ることができます。
※PCMark05はマシンの環境によっては上手く結果が出ない事が多く、
 Edge 13”でも一応行いましたがきちんとした数値が出なかったので載せません。

3DMark06 ThinkPad Edge 13” IdeaPad U350 HP Mini 110
3DMark score 958 692 100

IdeaPad S10-2では3DMark06自体を行う事ができませんでした。
ですので、代わりにS10-2と同様のカテゴリにあると思われる「HP Mini 110」のデータを掲載しました。

※HP Mini 110 はネットブックとしては標準的な構成のマシン。
IdeaPad S10-2 も同様にネットブックとしては標準的な性能を持っており、インタフェース等で細かい部分で違いはあるにせよ、
両者を同じようなマシンとして扱っても良いのではないかと思います。

数値をみてみますと、HP Mini 110の3DMark scoreが100であるのに対し、Edge 13”のスコアは958
3Dグラフィックス性能に関しては、ネットブックとEdge 13”ではかなり数値に開きがある事がわかります。

U350に関しても、Edge 13”と同じようなカテゴリの製品ではありますが、
僅かにEdge 13”の方が性能が上と言う結果になりました。



【大航海時代 Online】

Edge 13”で大航海時代 Onlineのベンチ

大航海時代 Onlineのベンチマークプログラム。

大航海時代 Online ThinkPad Edge 13” IdeaPad U350 IdeaPad S10-2
平均値 500 140~150 106

IdeaPad U350S10-2Edge 13”の比較です。
ThinkPad Edge 13”が約500、IdeaPad U350が140~150、IdeaPad S10-2が106

それほど大きくはないですが、U350とEdge 13”の値に開きがあるのは、3Dグラフィックス能力の差だと思います。
上の「CrystalMark 2004R3」や「3DMark06」でも、その差が数値に表れていました。



【モンスターハンター フロンティア】

Edge 13” モンスターハンター フロンティアのベンチマーク結果

Edge 13”のモンスターハンター フロンティアのベンチマーク結果。

モンスターハンター フロンティア ThinkPad Edge 13” IdeaPad U350
平均値 400 330~340

Edge 13”と比較するのに適当なマシンのデータが無かったので、比較データはIdeaPad U350のみです。
性能はどちらも大して変わりません。

ちなみに、このゲームは3500以上の数値であれば快適に行えるとの事。
所々でコマ落ちしていましたが、Edge 13”で3Dゲームはまずしないでしょう。



【デビル メイ クライ 4】

Edge 13” デビル メイ クライ 4のベンチマーク結果

デビル メイ クライ 4のベンチマーク結果。

レノボさんのマシンで、比較に適当なデータがありませんでした。
ですので、HP(日本HP)さんのマシンのベンチマークデータを一緒に掲載します。

3DMark06 ThinkPad Edge 13” dm3i(HP) dv7(HP) e9290jp(HP)
平均fps 7~12 18~35 40~84 139~265
RANK D D B S

dm3i(ハイパフォーマンスモデル)はコンパクトな薄型ノートPC。
通常サイズのノートよりも少し下のカテゴリに位置する製品ですが、
プロセッサに低電圧ではなく標準電圧のものを搭載し、グラフィックスにはG105Mを搭載。

一般的なCULV採用ノートよりも性能が高いのが特徴です。

そしてdv7は、日本HPの個人向けPCの中では最上位に位置する高性能ノートPC。
データは昨年の末に発売されたモデルのものですが、Core i7SSD&HDD
外付けグラフィックスを搭載するなど、かなりハイスペックな構成のマシンです。

そして最後にe9290jp
こちらはデスクトップですが、最高ランクのデータですのでついでに掲載してみました。
構成も性能も申し分ないマシンですが、やはりそれ相応の価格はします。

このベンチマークテストでは、ゲームを快適に行えるかどうかの目安としてマシンのランクが表示されるのですが、
同じDランクであっても、Cに近いDとそうでないものではかなり性能に開きがあるので、
表ではRANKの上に平均fpsを掲載してあります。

基本的に、この数値が大きければ大きいほど、映像を滑らかに表示する事ができます。


この表だけを見ると、なんだ、Edge 13”は一番数値が低いじゃないか・・
なんて思われる方もいるかもしれませんが、構成や価格を考えれば当然の結果で、
特にEdge 13”が劣っていると言うわけではありません。

あくまでも比較の為に掲載してみました。



【BIOHAZARD】

Edge 13” BIOHAZARDのベンチマーク結果

BIOHAZARDにおけるEdge 13”のベンチマークテスト結果。

BIOHAZARD ThinkPad Edge 13” IdeaPad U350 dm3i(HP)
平均fps 6.3 3.3 15
RANK C C C

どのモデルもCランクですが、平均fpsの値がそれぞれ僅かに異なります。
価格なり、構成なりの数値だと思います。



【FINAL FANTASY XI】

Edge 13” FINAL FANTASY XIでベンチマーク

最後は、FINAL FANTASY XIのベンチマークテスト結果です。

FINAL FANTASY XI ThinkPad Edge 13” IdeaPad U350 IdeaPad S10-2
LOW 4000 2240 1436
HIGH 2114 1546

IdeaPad S10-2では、性能や環境の問題でHIGHモードでのベンチマークテストを行う事ができませんでした。

FFXI では、目安として4000以上の数値が出れば快適にプレイできるとされていますので、
一応Edge 13”はギリギリOKという事になります。

上でも述べたとおり、このマシンをゲームにしようと思われる方はそういないとは思いますが・・



Thinkpad Edge 13”のベンチマークテスト結果は以上です。

Edge 13”は現時点ではカスタマイズ可能なモデルではないので、
ベンチマークを行ったモデルのスペックは、販売されているモデルとそう大きく変わらないかと思われます。
ですので、ベンチマークの数値は現在ウェブで販売されているEdge 13”とほぼ同じだと思って良いのではないでしょうか。
(多少は異なるかもしれませんが・・)

前にも書いた通り、私的にはカスタマイズができない、機能やデザインが従来のThinkpadと大きく異なる・・などの理由で、
Edge 13”は余り好きなモデルではないのですが、高コストパフォーマンスではあると思います。

あと一応、この記事ではベンチマークの結果を掲載したので、性能がどうのこうのという話を中心に書きましたが、
どちらかというとこのマシンは性能よりも「シンプル&わかりやすさ」や、「Thinkpadならではの堅牢性」というような、
機能性・操作性に重きをおいた製品であると思うので、
その辺も含めて参考にしていただければ・・と思います。

ちなみにEdge 13”を購入しようかどうか迷っている方って、Thinkpadを使用した事がない方が多いのでしょうか?
(Edge 13”は通常のThinkpadでは敷居が高い・・と感じるような方向けの製品・・・という事ですので)

Thinkpadシリーズでは、Edge 13”以外にも価格の低いモデル
(キャンペーンで大幅割引になったモデルなど)が結構沢山出ていますので、
低価格モデルをお探しの方は、そちらも目を通されてみると良いのではないでしょうか。

ちなみにこういう記事書くのは好きですが、長かったのでつかれました